コラム

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2022.02.16

添加物とは 後編

こんにちは、アスリートフードマイスターのくみです。

前回に引き続き【添加物】について。

今回は添加物の取り入れ方やデメリットについて話していこうと思います。

・添加物を使用するメリット

 

・添加物のデメリット

添加物を使用するメリット

前回のコラムでは、添加物の種類、商品の原材料に記載されている『/(スラッシュ)』の後ろからは添加物が表示されていることをお伝えしました。

そんな添加物を使用することで、どのようなメリットがあるのでしょうか?

▶長期保存が出来る

 

保存料を使用することで、食品の保存期間を延ばすことが出来ます。期間を延ばすことで廃棄ロスを減らし、美味しい状態のまま食べることが可能です。

▶発色が良くなる

 

自然の色のままだと色の維持が難しい場合があります。例えば、りんごを切った状態にしておくと茶色く変色してしまいます。その際、酸化防止剤と呼ばれる添加物を使用することで色の変色を防いでいます。

▶品質の安定

 

加工品を作る際に原材料にはムラが出てしまいます。そんな時、品質を安定させるために添加物を使用します。どんな時でも、常に一定の食品を手にすることができるのは添加物が使用されているからです。

▶価格の安定

 

添加物を使用することで材料費を抑え、常に一定の価格で提供することが可能になりました。添加物が使用されている練り物やお菓子など、商品の金額の変動がほとんど無くなりました。


このように添加物を使用することで私達の食事の幅は広がり、品質も良い状態の食品を食べることが出来るようになりました。

食品の腐敗や食中毒が減り、さらに美味しく食べることが出来るのは添加物のメリットです。

添加物のデメリット

では次にデメリットを挙げていきましょう。

▶過剰摂取

 

スポーツドリンクやプロテインにも使用されているアスパルテームやスクラロースといわれるものは人工甘味料です。これらは砂糖の代わりに使用されており、少量で味付けが出来るため甘味料として多く使用されています。

 

例えばアスパルテームは、砂糖の約200倍もの甘さを感じるとも言われています。

 

人工甘味料の甘さに慣れてしまうと、砂糖の甘さや食べ物の自然な甘さでは物足りなくなってしまうといった味覚障害になる可能性も出てきます。

▶健康被害の可能性

 

添加物を使用した食品を多く食べると、糖分・脂質・塩分の過剰摂取に繋がる可能性があります。毎日のように摂取をしていると、生活習慣病や様々な病気になる可能性があります。

 

また『安全性』という面でも、添加物はまだ分からないことが多いものでもあります。

 

日本では数多くの添加物が使用されていますが、海外では添加物の使用制限や禁止している添加物も存在します。

いかがでしたでしょうか。

私達が普段、何気なく口にしている食品には添加物を含んでいるものがあります。

栄養のことを考えて『何をどのように食べるか』に合わせて、どんなものが入っているのかという『選択する力』も持ちながら食事を摂ってもらえたらと思います。