コラム

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2021.11.08

旬のものを食べよう

こんにちは、アスリートフードマイスターのくみです。

季節が徐々に冬に近づいてきましたね。季節の変化は天候や衣服だけでなく、「食」から知ることも出来ますよ。ぜひ、皆さんにも食材から『旬』を知ってもらえたらと思います。

そんな今回のテーマは【旬のものを食べよう】です。

・旬のものを食べるメリット

・旬の食べ物

・食育に繋がる

旬のものを食べるメリット

まず旬とは?

『旬』は野菜や魚、果物が出盛り、味が良い時期とされています。

スーパーで買い物をするとき、売り場に『今が旬!』といったPOPを見たことありませんか?他にもお惣菜やお菓子にも、旬のものや季節のものを使用した商品が登場したりしますね。

旬のものを食べるメリットは…

・栄養価が高い ・収穫量が多く、手に入りやすい ・比較的お値打ちで購入出来る ・新鮮で美味しい

が挙げられます。同じ野菜でも旬の時期のものと、それ以外のものでは栄養価が倍近く違う、なんてこともあります。同じ食材でも、倍近く差があるなんてもったいないですよね。

1年中、どんな野菜や果物も手に入りやすくなった現代ですが、季節によって同じ野菜でも野菜の値段が違うのは、収穫量の差があるから。

そう考えると、メリットを含めその季節ならではの食材を食べて欲しいです。

旬のものは新鮮でみずみずしく、味も濃厚です。ぜひ旬のものを取り入れてみましょう。

旬の食べ物

では季節によって、どんな食材があるのでしょうか?

一例ですが、ぜひ参考にしてみて下さい。

春…山菜、春キャベツ、たけのこ、椎茸、いちご、しらす、鯛、わかめ

寒暖差が多く、生活の変化が大きい季節。自律神経が乱れやすくなるので注意。

疲労回復効果が期待されるビタミンCを多く含む食材が多いので、積極的に摂りましょう。

夏…枝豆、おくら、きゅうり、トマト、とうもろこし、スイカ、アジ、カツオ

暑い気候になり、身体に熱がこもりやすくなります。

トマトやキュウリには身体を冷やす作用があるので、夏バテにならないように意識して摂取しましょう。

秋…きのこ類、にんじん、さつまいも、柿、ぶどう、梨、サンマ、鮭、カツオ

食欲の秋ともいわれるほど、美味しい食材が多い季節です。

夏の暑さで弱った身体を回復する効果が期待されるビタミンCが豊富な柿や、DHA

やEPAを多く含むサンマはこの季節ならではの食材です。

冬…白菜、大根、かぶ、長ネギ、みかん、いちご、りんご

本格的に寒くなり、感染症や体調を崩す人も多くなります。

冬の食材でもある白菜は身体を温める効果もあり、鍋で様々な野菜や肉・魚を入れ美味しく簡単に様々な栄養を摂取することが出来ます。

季節によって身体にも変化が出てきます。ぜひその季節に応じて、食材を使い分けていきましょう。

また、同じ食材でも産地によって旬の時期が違うことがあります。例えば、りんごの有名な品種『ふじりんご』は青森県では1~4月が旬です。しかし長野県で収穫されるふじりんごは11月~12月と同じ品種でも地域によって時期が違ってきます。

それぞれの地域によって気候が違うため同じ食材でも、旬の時期が違うということもあります。

先程お伝えした通り、栄養価も味も旬のものと比べると差があります。その時期ならではのものを、ぜひ食べてみましょう。

食育に繋がる

旬のものを知ることは、【食育】に繋がります。食に興味を持ち、旬を知り、食べることへの興味や意欲を持つことは、「食べる力」を身につけます。

これはいずれ、「自分で食べ物を選択する力」にもなります。大人になってから、自分で自炊や食べ物を選ぶ力がつきます。

1年中食材が何でも揃う今だからこそ、ぜひ【旬のもの】を知ってもらいたいと思います。

いかがでしたでしょうか?

季節を食事から感じることで、さらに美味しく食事が出来ます。そして栄養も摂ることが出来て、一石二鳥以上の効果があると思っています。

旬のもの、その地方の特産のものなど知ることは食育になり、食べる楽しみに繋がって欲しいと思います。