2022.01.14
果物の取り入れ方
こんにちは、アスリートフードマイスターのくみです。
皆さんは果物をどれくらい食べていますか?
今回は果物についてお話していこうと思います。
●1日の果物摂取量 ●果物のメリット ●デメリット
1日の果物摂取量
厚生労働省が目標としている果物の1日摂取量の目安は200gとしています。しかし、厚生労働省の「国民健康・栄養調査(平成34年)」の調査では、果物の摂取量は1日約109gという結果になっています。
これは、現代の私達には不足気味といっても良いでしょう。ぜひ厚生労働省が発表している『食事バランスガイド』のグラフの果物を参考にしてみて下さい。
果物のメリット
では果物を摂るメリットは、一体何でしょうか?
●ビタミン、ミネラルを多く含む
ビタミンCの疲労回復効果だけでなく、カリウム、食物繊維、水分の補給をすることが出来ます。病気の予防効果や便秘解消といった効果が期待されています。
●フィトケミカル※を多く含む
※フィトケミカルとは…野菜や果物の色素や香りの成分のこと。
ストレスなどで身体のさびつきを予防してくれる効果(抗酸化作用)があり、病気の予防、老化防止、ストレス軽減に効果的と言われている。
フィトケミカルには様々な種類があります。
例えばぶどう・ブルーベリーなど色の成分はポリフェノール。にんにく、ねぎなどのアリシンなどがあります。
デメリット
果物だけに関わらず、どんな食品でも食べ過ぎは禁物です。
●糖質の摂りすぎに注意
果物には『果糖』という糖質が多く含まれています。果糖は体内に吸収される速度も速く、すぐに身体を動かすエネルギーにも変化してくれます。
そんな果糖が多い果物ですが、最近特に研究が進んでおり、昔の果物よりもとても甘くなりました。そのため糖質を多く含んでいる果物もあり、食べ過ぎには注意です。
『食事バランスガイド』にも記載されている通り、果物の1日摂取量は200gとされています。
具体的に果物100gの量では、バナナ1本、いちご6粒、キウイフルーツ1個、りんご半分(個)、みかん1個くらいが目安です。
●果物を使用したジュースに注意
普段、果物を食べる習慣が無い人には果物のジュースを取り入れるのも1つの方法です。その場合、フルーツジュースは果汁100%、ストレートのものを選びましょう。『濃縮還元』と表示されているものは果汁の水分を飛ばして5~6倍ほどに果物が濃縮されています。これは糖質の摂りすぎになる可能性もあります。(TRATE【補食】のコラムより)
果汁100%のものでも、毎日ジュースを摂取するのは糖質の摂りすぎ・虫歯になる可能性が出てきます。練習後の糖質補給や補食に取り入れてみましょう。
いかがでしたでしょうか。
どんな食べ物にもメリット・デメリットはあります。
上手に取り入れるには、果物を補食として取り入れる、お菓子が食べたくなった時に果物を食べてみるのもオススメです。
そして季節によって果物の旬も変化するので、季節を感じることも出来ますし栄養を摂取することも出来ます。
今の自分の食事でどれくらいの果物を摂取しているのか、ぜひ調べてみましょう。
そして果物1日200gを意識して、普段の食事に取り入れてみて下さい。