2022.02.07
添加物とは 前編
こんにちは、アスリートフードマイスターのくみです。
今回のテーマは【添加物】について。
普段何気なく食べている食品の中には、添加物が含まれているものが多くあります。
そんな添加物は、一体どのような役割をしているのか知ってもらえたらと思います。
・添加物とは
・添加物の種類
添加物とは
食品添加物は、保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるもの。(厚生労働省公式HPより抜粋)
添加物を使用することで、色を鮮やかにし、食品を長期間保存が出来るようにするなど様々な役割を持っています。
では実際に、食品の裏に記載されている成分表を見てみましょう。
原材料は、使用されている材料が多いものから順番に記載されています。そして添加物は『/(スラッシュマーク)』から後ろに記載しているのが添加物となります。
①の場合、膨張剤・香料・着色料が使用されています。食品を膨らませるための膨張剤、商品の見栄えを良くするための着色料などが使用されています。
また②の場合は、調味料・増粘剤・着色料・香料・酸味料といった様々な添加物が使用されています。
赤の着色料でも、①では赤102を使用 ②では赤3と106を使用しています。
この着色料は科学的に作られた添加物で、指定添加物とされています。
この指定添加物とは、一体どのようなものでしょうか?
添加物の種類
▶指定添加物…化学合成、または天然物で作られた添加物のこと。
食品衛生法第12条に基づき、厚生労働大臣が使用してよいと定めた食品添加物のこと。この指定の対象には、化学的合成品だけでなく、天然物も含まれます。(厚生労働省:公式HPより『添加物』より抜粋)
別名で『合成添加物』とも言われており、令和3年1月の時点で472種類あるとされています。
例…L-アスコルビン酸(別名ビタミンC)、アスパルテーム、グルタミン酸ナトリウム
先ほどの写真で説明した赤の着色料も、この指定添加物です。
他にも添加物には、このような種類があります。
▶既存添加物…長年使用され、海藻や植物、細菌など特定の成分を抽出したもの。
化学合成品以外の添加物のうち、我が国において広く使用されており、長い食経験があるものは、例外的に指定を受けることなく使用・販売等が認められており、既存添加物名簿に収載されています。(厚生労働省:公式HPより『添加物』より抜粋)
例…ウコン色素、カテキン、カフェイン(抽出物)、キサンタンガム、カラメルなど。
▶天然香料…食品に香り付けするために使用する添加物のこと。使用量は少量。
例…バニラ、ミントなど。
▶一般飲食添加物…一般に飲食に供されているもので添加物として使用されるもののこと。(厚生労働省:公式HPより『添加物』より抜粋)
通常は食品として食べるものでも、使い方によって食品添加物として使用することもあります。
例…アズキ色素、寒天、ココア、
スポーツドリンクやお菓子の添加物に使われているものを例にしてみました。この例に挙げているものは、ごく一部の種類になります。
私達が普段口にしているものにも、何かしらの添加物が使用されています。
添加物によって長期保存が出来るようになり色や見映えも良くなり、そのおかげで私達の食は豊かになったといっても過言ではありません。
後編では、添加物のメリットやデメリットについて、さらに食品の選び方もお話していこうと思います。