2022.07.12
【スポーツ栄養】お味噌汁のススメ
バタフライで後半バテしまっていませんか?トレーニングで弱点を補うのも大事ですが、しっかり栄養と向き合って自分の水泳について考えるのもパフォーマンスを上げるコツですよ。TRATE
こんにちは、アスリートフードマイスターのくみです。
和食が多い我が家では、お味噌汁は身近な存在ですが皆さんは、普段からお味噌汁を飲みますか?最近、巷でも再注目されている『お味噌汁』についてお話していこうと思います。
- お味噌汁を取り入れるメリット
- お味噌汁の可能性は無限大
- スポーツをする人こそお味噌汁を飲もう
取り入れるメリット
そもそもお味噌汁は、うま味成分を多く含む『出汁』と蒸した『大豆』、『食塩』と『麹』を混ぜて発酵させた『味噌』から作ります。
これに様々な食材を入れると美味しいお味噌汁が完成します。そんなお味噌汁は、私達にこのようなメリットがあります。
・野菜が摂取出来る ・適度な塩分補給が出来る ・大豆に含まれる植物性たんぱく質、ビタミンEが摂取出来る ・発酵食品のため、便秘改善が期待出来る
美味しく食べて、さらに栄養も摂れる一品です。老若男女問わず、ぜひ積極的に取り入れてみましょう。
可能性は無限大
そんなお味噌汁ですが、使用する食材に決まりはありません。味付けや具材のレパートリーが多く、飽きにくいのが特徴です。野菜やたんぱく質のもの、比較的どんな食材でも合わせやすく、組み合わせは無限大です。
例えば… ■食事内のたんぱく質摂取量を増やしたい
・溶き卵や落とし卵にしてお味噌汁に入れる
・植物性たんぱく質のお豆腐を追加する
・魚のつみれやあらを入れる
■糖質の摂取量を増やしたい
・ジャガイモやかぼちゃなどの芋類を入れる
・にんじん、玉ねぎなど糖質が多い食材を使用する
・とうもろこしを入れて子どもも食べやすく、洋風にアレンジする
と、お味噌汁の具材を工夫すれば一品で栄養が詰まったお味噌汁の完成です。
そして野菜も数種類の食材をお味噌汁に入れれば、一度で多くの野菜摂取をすることが出来ます。加熱することで野菜のボリュームが減り、食べやすくなります。
またお出汁には、かつお出汁、昆布出汁、煮干し出汁といった種類があります。出汁を変えるだけでも味の変化を楽しむことが出来ます。最初からお出汁を作るのは大変ですが、出汁パックを使うことで、美味しく手軽に出汁を取ることが出来ます。
そして味噌にも沢山の種類があります。地域によって使用する味噌が違い、甘味が強いもの、塩気が強いものなどその土地ならではの味噌があります。
試合の遠征先で地方ならではのお味噌汁を楽しむ、なんてことも出来るかもしれません。
スポーツをする人へ
スポーツをしていると無意識に大量の汗が出ます。汗に含まれている沢山のミネラルが身体の外に出ていくため、お味噌汁で塩分補給をしてミネラルを補うことが出来ます。
また最近は気候も暑くなってきたので、熱中症対策にもお味噌汁はオススメです。熱いお味噌汁が飲みにくい場合は、少し冷まして飲みやすくしたり冷や汁にするのもオススメです。
そして水泳に取り組む私達は、身体が冷えやすいためお味噌汁で温まることも効果的です。美味しく栄養を摂取しながら、身体のことを考えていけたらと思います。
また、私達の食生活が洋食化するにつれて、お味噌汁離れしている問題が出ています。
毎日お味噌汁を作るのは難しい…、時間がない…という方にはインスタントのお味噌汁に『ちょい足し』してみるのもオススメです。乾燥したワカメなどの海藻類や豆腐、温泉卵を加えたりするだけで、豪華で立派な一品になります。
お味噌汁は、私達の食生活にメリットを与えてくれる一品です。ぜひ自分のお気に入りのお味噌汁を探してみませんか?
次回のコラムでは、即席でお味噌汁が出来る『味噌玉』を紹介していきます。