コラム

column

2021.08.11

あなたの泳ぎは6ビート?2ビート?

そもそも〇ビートってナニ??

水泳にはいろいろな専門用語があります。

特に覚える必要もありませんが、知っておくと、より水泳が楽しくなります。

また、インストラクターやコーチから専門用語が出てくるときもあるので

もし余裕があれば、グループレッスンの時にみんなより一歩前に進めますね。

ではさっそくですが、、、

2ビート

6ビート

とは何か

これはクロールのときに出てくる専門用語でございます。

1ストロークの時にキックをしている数です。

1ストロークは手の一連の動作の総称をいいます。(またどこかで取り上げます。)

クロールの場合、左右それぞれ手を回すのを1ストロークといいます。

この1ストロークの時に何回キックを打ったかで〇ビートの数字が決まります。

あなたのクロールは何ビート??

一番はじめにクロールを習うとき

インストラクターから

『バタ足は止めないようにうちましょう。』

と教わります。

そうすると、だいたい1ストローク中に6回ほどキックすることができます。

1ストロークに6回キック

なので最初の人は大体

6ビート

無理せずに泳ぐことのできる速さ

自分の全力が100だとすると、70~60ぐらいの速さ、これを専門用語でスイムと言いますが、クロールのスイムはだいたい6ビートです。

クロールでは6ビートが一番速さと疲労のバランスがいい泳ぎ方です。

長距離泳ぐなら2ビート

実は〇ビートというのはインストラクター側からいうのはほとんど6ビートと2ビートの2つぐらいです。

と、いうのも厳密に

『1ストローク中に6回絶対キックすること!』

といったような決まりはなく、あくまで目安だからです。

普通に手を回して、キックをするとだいたい6回ほどキックすることができます。

それぐらいの意識で大丈夫です。

ではなぜそもそも6ビートなんて名前をつける必要があったのか

それは

2ビートを意識させるため

2ビートは今までの話から想像できるように

1ストローク中に2回キックすること

をいいます。

では、なぜバランスの良い6ビートから2ビートにするのか、というと

これは長距離を泳ぐために、足の負担を減らしてあげるためです。

足の太ももの筋肉、【大腿四頭筋】は身体の中で最も大きな筋肉です。

大きな筋肉を使うには大きなエネルギーを使う必要があります。

なので長い距離を泳ぐために、キックの数を減らして、効率のいい泳ぎをするために編み出されたのか2ビートという泳法なのです。

2ビートをやるうえでのポイントは3つ!

  1. ボディポジションをキープするためのキックとして意識する。
  2. 大きく強いキックをする
  3. 一定のリズムで泳ぐ

6ビートの時にも記載したように、〇ビートのキックの数は目安であって、必ず決まった回数キックするわけではありません。

特に2ビートの場合は、6ビートと比べると目立ちますが、私の場合は2.5回キックするとリズムをつくりやすいです。

この0.5はボディポジションや推進力に影響しないキックであくまでリズムづくりのものとしてしています。

キックをするタイミングも自由ですが、これも私のやり方になりますが、呼吸した後の手のエントリー時に2回キックをドドンッ!て打ち、そのあとすぐに0.5打ちます。

自分の

力が入りやすい場面、推進力が増す場面にキックができると良いです。

まとめ

クロールのスイムに慣れてきて、そろそろステップアップしたいなぁと思ってきたら、キックの数を減らしてあげる。

ですが、意外に自分の意識でキックを調整するのは意外と難しくて、まったくキックをしないでクロールを泳いでみたり、手の入水に合わせてキックを打ってみたり、いろいろと練習方法はあります。

レース用に考えるならば、、、

50m100mは6ビート

200m~は2ビート

ぐらいに考えておきましょう。

200m~は選手のレースの運び方にもよるし、短距離でも2ビート寄りのフォームの選手も多くなってきています。

またレースとは関係なしに単純に長く泳ぐ2ビートであればしてはいけないことがあります。

それは

息切れ

です。

筋疲労はあって仕方ありませんが

単純に泳ぐだけの2ビートであれば、疲れてはいけません。

息切れをしないクロール

これが2ビート習得の目安です。

ぜひ、フォームの改善にチャレンジしてみてください。