コラム

column

2021.12.13

噛むことの大切さ

こんにちは、アスリートフードマイスターのくみです。

今回のテーマは【噛むことの大切さ】について。

食べる時に、皆さんは噛むことを意識していますか?

・噛むことのメリット

・噛むために出来ること

噛むことのメリット

子どもの頃、食事中に「よく噛んで食べなさい!」と言われたことはありませんか?

どうしてよく噛んだほうが良いのか…、実は沢山のメリットがあるからです。

①唾液(だえき)の分泌が良くなる

噛むことで沢山の唾液が分泌されます。唾液の役割は食べ物の消化を助け、口の中の健康を保つ効果があります。

②脳の活性化に繋がる

よく噛むことであごの筋肉、咀嚼筋(そしゃくきん)を使います。この咀嚼筋を使うことで、顔や頭の筋肉と連動して血行が良くなり、脳に血液が多く運ばれるからです。

③歯の病気予防に繋がる

虫歯、歯周病、口臭を予防します。唾液の分泌が増えると、唾液に含まれる抗菌作用によって口の中の清掃効果が高まります

④味わって食べ、味覚の発達に繋がる

よく噛むことで沢山の唾液が分泌されます。そして口の中に食べ物がいる時間も長くなり、自然と食事や食材を味わえます。

⑤満足感が得られる、食べ過ぎ防止

よく噛むことで、『はや食い』の防止にもなります。はや食いは満足感が出にくく食べすぎになってしまいます。よく噛んで食べることによって、食事への満足感が出やすくなります。


このように私達の身体にとってメリットが数多くあります。

皆さんは、海外の野球選手がガムを噛むシーンを観たことはありますか?

これはリラックス効果、集中力の向上、運動機能の活性化などのメリットがあるために行っています。

最近の研究では、スポーツ選手の噛み合わせや噛むことの研究もされているそうです

それほど噛む、ということは日常生活に加えてスポーツをする上でも重要視されているのです。

噛むために出来ること

私達の食事は、たくさん噛まなくても食事が出来るものが増えてきました。パンや、麺類など咀嚼回数が多くない食事が増えています。

噛む回数が減ってしまうと、先ほどのメリットが得られなくなります。

噛むことを意識するために、これからの食事ですぐに実践できることが沢山あります。ぜひ取り入れていきましょう。

①一口20~30回噛む

テレビやスマートフォンをみながらの『ながら食べ』は噛まずに食べてしまうことに繋がります。

一口食べたら箸を置くなど食事に集中し、噛むことに意識を向けてみましょう。

②具材を大きめに切る

具材が小さいと、あまり噛まずに飲み込んでしまいます。ですので、具材を大きめにすることで噛む回数を増やすことが出来ます。

お味噌汁、カレーの野菜やお肉を大きめにすると満足感も出ます。

③補食にも噛むものを選ぶ

日頃の補食にも噛むものを選んで、噛む習慣をさらにつけていきましょう。

一例ですが、ぜひ参考にしてみて下さい。

▶干し芋…糖質、食物繊維が豊富

噛めば噛むほど甘味が出て、硬いものから噛みやすいものまで沢山の種類があります。

▶ナッツ…抗酸化作用のあるビタミンEが豊富

くるみ、アーモンド、カシューナッツなど出来たら油や塩不使用のものを選びましょう。

▶パン…糖質補給

ベーグルやハード系の嚙み応えのあるものは、咀嚼回数も増えます。ぜひパンを食べる際は、野菜や卵のサンドイッチにしてみましょう。

他にも、おにぎりなら雑穀を入れて、食感を出してみるのも良いでしょう。

また、ガムを噛んで普段から噛むことへの習慣づけをしてみるのもオススメです。


いかがでしたでしょうか。

普段から噛むことを意識しないと、虫歯や様々な病気になる可能性もあります。そしてスポーツの場面でも、不利になることも出てくるかもしれません。

そうならないためにも、日頃の食事から噛む習慣をつけていきましょう!