コラム

column

2021.12.19

呼吸について

四国の香川県で水泳指導しているTake-your-marksの青木です(^^)

今回は、『呼吸』についてお話します!

皆さんは呼吸について考えたことありますか? 普段は鼻呼吸をしていると思いますが水中では鼻に水が入らないように鼻から吐いて、口で吸うと思います。 当たり前のことですよね? でもその呼吸をうまく使うとさらに速く泳げるようになるのは知っていますか? 今子どもたちに流行中のあの『鬼滅の刃』も呼吸を使って技を繰り出したり、身体を強化したりします。 鬼滅の刃の話は少し置いといて…(また後で出ます!) まずは呼吸について勉強しましょう!

1.呼吸とは?

呼吸は酸素を取り込み不要になった二酸化炭素を排出するシンプルな動作です。 酸素は体内でエネルギーになり身体を動かします。 水泳は水中では息をすることができないため息継ぎをしながら泳ぐ必要があります。 息継ぎをしないと息苦しさや体内で酸欠になりエネルギー不足で体が動かなくなってきます。

2.呼吸の種類

呼吸には種類があります。 水の呼吸…雷の呼吸…花の呼吸…。 これは鬼滅の刃の話ですね。

呼吸の種類は「胸式呼吸」と「腹式呼吸」です。

水泳はどちらだと思いますか?

正解は「腹式呼吸」です!

自分が腹式呼吸できているのかわからない。という方もいるかと思います。 小さいころからプールに入ると自然と腹式呼吸が身についています! なぜかというと、小さい頃は胸骨や肋骨の発達が未熟でプールの中にいると水圧で圧迫され腹式呼吸が自然とできます。 大人になってから水泳をしようとすると胸式呼吸の方が多く、口に水が入るとむせたりしてしまいます。 自然にできているならいいのでは?と考えるかもしれません。 ですが、意識してできると多くの酸素を取り込めたりします!

3.やってみよう

腹式呼吸を陸上でできるようになりましょう! ① 仰向けになり手をお腹に当てて「鼻」から息を吸いましょう。 その時にお腹が膨らむのを意識しましょう。 ② 口からゆっくり息を吐きましょう。 お腹が凹むのを確認します。 ③ ①と②を繰り返し練習しましょう! ④ ①~③までできたら今度は「口」から息を吸って鼻から吐いて同じようにします。 ※ 水泳は口呼吸なので口からも同じように腹式呼吸できるようになりましょう! 口からは胸式呼吸になりやすいので注意しましょう! 口で難しい場合は吸うときの音が「ハァー」と吸っていることがあります。 「ハァー」と吸うと胸式呼吸になりやすいかなと私は思います。(慣れると「ハァー」でも腹式呼吸できます。) オススメは、少し口をすぼめて「スゥゥー」と吸うと腹式呼吸になりやすいです。 鬼滅の刃では(また鬼滅…)、呼吸によって表現している呼吸の音が変わります。 主人公の竈門炭治郎の水の呼吸では「ヒュゥゥゥゥ」で日の呼吸では「ゴオオォォォォ」です。 他のキャラクターの呼吸音もぜひ調べてみてください♪ できましたか? 今までプールの中で無意識にしていた腹式呼吸を陸上で意識的にできるようになるとプールではさらに呼吸しやすくなると思います! できるようになると次は陸上で姿勢をうつ伏せでしてみたり、ストリームラインでしてみたり、仰向けで手をお腹ではなく背中に入れて呼吸により隙間がなくなるようになど工夫してみてください!

4.まとめ

普段無意識に行っている呼吸を呼吸の仕方を意識することでスムーズに息継ぎを行ったり効率よく呼吸の循環ができるようになります。 呼吸の循環がよくなると発揮されるパワーも変わってきます。 意識して腹式呼吸ができるようになって無意識でもできるようになるといいですね!! 次回は泳ぎの中の呼吸動作や呼吸の浮力について紹介できればと思います(^^)/