コラム

column

2021.12.29

泳ぐとは

四国の香川県で水泳指導しているTake-your-marksの青木です(^^)

今回は泳ぐとは?について一緒に考えればと思います。

コメントやメールなどで皆様の考えていることなど教えていただけると嬉しいです!

泳ぐとは

習い事ランキング1位のスイミングですが、皆様はお子様に水泳を習わすときにどういう理由で習わそうと思いましたか?

泳げるようになってほしい。

水泳は体に良いから。

習い事を通じていろんなことを学んでほしい。

楽しんでもらいたい。

などなど

様々な理由があると思います!

Q.今回は選手向けに泳ぐことについて考えましょう。

水泳は「水」を利用して自分の身体を進めたり潜ったりします。

水の特性…知っていますか?

コーチなら資格取得の際によく出ますよね!

「水の特性」

① 浮力 ② 抵抗 ③ 水温 ④ 水圧

スイミングがなぜ水泳が身体によいか。を説明するときに「水の特性」をよく出します。

①浮力によりバランス感覚が鍛えられる!

②水の抵抗は陸よりも体に優しく体の負担が少ない!

③水温は熱伝導率が良いため、体温の調整が上手になり風邪を引きにくくなる!

④水圧により肺への適度な圧力により心肺機能が強くなる!

などなど

私は、これらを選手によく理解してもらいたいと思っています。

なぜなら速く泳ぐためには「水の特性」を理解することにあるからです!

① 浮力

選手の皆さんは浮くことができますか?

「挑戦してみよう!」

背面で何もせずに力を抜いて浮いたり、ストリームラインで浮いたりしてみましょう。

体の大きさや男女で浮きやすさは変わりますが、沈む場合はどこから沈むのか。どれくらいのスピードで沈むのか。を感じてみましょう。

自分の呼吸量の調整や身体の浮心と重心のバランスを掴んで浮けるようになりましょう!

浮くことができると、手での進む力を浮かすために使わず進むためだけに使うことができます。

② 抵抗

泳ぐときには様々な抵抗が発生します。

1形状抵抗  2、造波抵抗  3、摩擦抵抗

自分が進む際の抵抗をいかに減らすことが大事になります。

前からできる形状抵抗は泳ぎの技術(スキル)を高めることで減らすことができます。また、技術だけでなく自分の身体の体重を管理したりすることも重要になってきます。

造作抵抗は、水しぶきの量やどこで水を切っているかなどを見るとわかります。

摩擦抵抗は、よく身体が浮いているという表現があるように、体が浮いているかを表します。

トップスイマーは背中の一部が水面に浮いていたりしますね!

③ 水温

水温を気にしたことありますか?

スイミングでは寒くないように水温が高めに設定されていると思います。

水温によって水の感じ方は人それぞれです。

私の場合は、

冷たい場合…水が重く感じる。呼吸が浅く感じる。

温い場合…水を軽く感じる。呼吸が深く感じる。

皆さんはどうですか?

なんとなくで泳ぐのではなく水温や周りの環境の変化を感じることがすごく大切になります。

ぜひ今日のプールは何℃かなと気にしてみてください。

④ 水圧

最後は水圧です。

自分にかかる水の圧力です。

慣れてくるとプールに入っているだけでは水の圧力は感じにくくなります。

泳いでいるときの手の動作(ストローク)時に手に当たる水圧を感じたり、キック時の足への水圧など感じられる場面はたくさんあります。

しっかり感じられるようになるといいですね!

今回は「泳ぐとは?」をテーマに、水の特性の4つから考えてみました。

陸とは違い水を使ってする水泳ですので少しでも水を理解していただけると良いかなと思いコラムにさせていただきました。

コーチである私もまだまだ考えること、分からないこと、違う角度から考えたりと勉強することばかりです。

他のコーチや選手・保護者と一緒に考え学んでいけたらと思います(^^)/