コラム

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2021.08.21

速くなるためには

これは競泳選手であれば永遠のテーマですよね ただ今日明日で速くなるようなことはできないです。 もちろんたくさん練習をして、ギリギリまでパフォーマンス能力を高めて、それを大会で最大限に発揮するために食事を考えたり、メンタルを整えたり、ストレッチや補助で陸トレををしたりしますが この練習をしたら明日の大会でベストが出ますというようなことはありません。 ではどうすれば速くなるのか・・・

しっかり目標を立てよう!

スイミングクラブの選手コースにいる人はだいたいコーチから大会の案内があると思いますが、どんな大会に向けて、どんな練習をしているのか、考えたことはありますか? しっかりと目標を立てるためにいくつか確認することが大切です。
  • 何か月後に大会があるのか
  • その大会が終わったら、その次は何か月後の大会か
  • 目標はベストを出すことなのか、標準記録突破なのか、順位なのか
  • そもそも1年間にいくつ大会に出るのか
  • 大会の優先順位
大人(マスターズ)であっても同じです。 ただ大会当日に向けて、ガシガシ練習をしても、効率が良いとはいえません。 では大会に向けて、目標に向けてどうすればいいのか
  • タイムや順位、何位入賞などの目標を決める
  • (何位入賞というのが目標であれば昨年のデータを参照する)
  • 大会や目標をゴールとして、逆算して、練習の内容を決める
  • 週何回練習が可能か、陸トレなどの補助トレは可能か
  • 通常練習期、トレーニング期、調整期(テーパー期)を設定する
  • テーパー期は最大でも2週間ぐらいとする

耐乳酸トレーニングを行う

スイマーの練習はというとこれに限ります。 耐乳酸トレーニング 簡単にいうと 最後まで全力で泳げるようにするトレーニングです。 距離でも本数でもたくさん泳ぐと腕や足が上がらなくなったり、思い通りに動かなくなったりすることがあります。 これが俗にいう「乳酸が溜まる」現象です。 この赤文字の現象は耐乳酸トレーニングで和らげることができます。 例えば100mのレースで残り25m腕が上がらなくなってたのが、トレーニング後の次の大会では残り15mまで正常通り泳げるようになる、乳酸耐性がつくということです。 もしかすると全国レベルで戦う人であれば50mや100mのレースではタイムが落ちることなく泳ぎ切ることも可能かもしれませんが、 距離が長くなればんあるほど乳酸耐性が必要になってきます。

細かいところの見直し

意外と見落としがちなのがスタートやターン そして初心者スイマーこそ、スタートやターン、その前後のスイムとの連動を直すだけで、平気で2・3秒変わってきます。 冒頭で今日明日でタイムを変えることは出来ないといいましたが、飛び込みができない、ターンが苦手といったスイマーに関してはやり方さえ覚えれば数秒のタイムを縮めることができるでしょう。

まとめ

タイムが縮まらない、思い通りに成果が得られないからといって、ガムシャラに練習を繰り返すのはケガにも繋がりますし、大会当日のパフォーマンスや目標としているものの習得に影響が出ます。 多少のプラン変更は可能ですが、基本的に初志貫徹をし、万が一、結果が伴わない場合は反省し、次の目標に向けて、改善し、より高い目標を持って取り組んでいきましょう。 TRATEでは経験豊富はトレーナーが一緒になって会員様の目標づくりをお手伝いします。