コラム

column

2021.08.02

ひとみんのイントラ部屋 ~ ダイエット ~ 

ダイエットと聞くと食事制限をして運動をして、頑張って体重を落とすこと、それがセオリー。 コロナ渦で増えた脂肪貯金をおろそうと、人気YouTuberのトレーニングを試してみたり、パーソナルジムに駆け込み、イケメンのイントラさんとの出会いに一喜一憂し、ギムネマの錠剤を手に、タンパク質を多めの食事を取る!糖質は敵!と誰もが躍起だ。 しかし、それは一時的な体重減少であれば対応可能だが、頑張れ!がんばれ!は長続きしないし、そこで貯めたストレスはどこにいくのだろうか。 私は栄養を吸収しやすい体質で、筋肉がつきやすいメリットがある反面、脂肪のコートも容易に手にできる。若い頃は数日食事を落として、運動すれば脂肪の衣替えもすぐに行えたが、最近はどうもお気に入りの1着、ヘビーローテに回ってしまった。 こんな自分は嫌だ!泳いでいて背中に乗っている脂が邪魔!お腹が邪魔で動きづらい…でも痩せない。そう思った私は運動指導者、プロの意地をかけ、ある行動にでた。それは、ダイエットを阻害する体と心の健康を取り戻すことから食事療法にとりかかるというものだ。 まず、血糖値が急上昇急下降に関する体調変化に着目し、1日の中で空腹時間を作るようにした。当初は空腹にイライラしていたが、プロテインを飲んだり、カフェインが含まれるお茶をやめ、常温水に切り替えるなどして、緩やかな血糖値の維持を継続させ、動きながら体重減少を試みた。 また、ストレスからくるイライラ喰いを見直した。水泳指導で体が冷えるから体温を上げようとして血糖値が急上昇する食べ物を食べていたことを突き止めた。以前であればクッキー、カステラなどの甘い食品であるが、そんなときは、たまごサンドやツナサンド、シャケおにぎりに切り替えた。 栄養バランスが良い状態を保っていると、イライラしずらいし、疲労感も感じずに済む。心なしか筋肉も付いてきたのか冷えを感じにくくなった。栄養素が偏った栄養不足であった時のように関節が痛くなったり、動かなくなることは無くなった。 そのため運動をしていても体の動きやキレが良く、運動することが楽しく、人に会って話すことも心地よくなった。 心が晴れやかだと、あれもやってみよう!これも試してみようと、人は積極的になれる。体調が悪い時は、動くのも考えるのも億劫だったが、人を突き動かす動機というのは、恐るべきエネルギーを持っている。 断捨離と同様に、不要なものとお別れする。思い込みから抜け出し身軽になる。ダイエットとは心の整理作業なのかもしれない。