水泳を習いはじめのころは、伏し浮きや背面浮きで「まずは浮いてみましょう！」
と、いうようなアプローチがコーチからあると思います。
皆さん、その場で、ただ浮くだけ、出来ますか？？
浮くためには〇〇〇しなければいけない。
水辺の安全講習会などでは洋服をきたり、ペットボトルを持ったり、浮くためにいろいろな装備や道具を使ったりできます。
ですが、通常の泳ぐ格好で、つまりは水着一枚で、果たして浮くことができるか、、、
答えはできます！
が
結構難しい技術がいるのです。
例えばストリームラインをつくって伏し浮きをすると
どうしても下半身の方が重い筋肉が集中しているので
足が下がってしまいます。
なので、身体の中心に対して前に体重を移動する必要があります。
個人の体型や筋肉量にもよりますが
静止した状態で、浮くだけというのは意外と熟練した技術がいるのです。
浮くためにはどうしたらいいのか
前述したように静止状態で浮くのはなかなか大変な技術を使うので
少しでも前に進むような状態をつくればいいのです。
伏し浮きでも背面浮きでもある程度推進力があれば、水面に対して身体を真っすぐな態勢にすることができます。
飛び込んだり、壁を蹴ったり、前から友人に引っ張ってもらったり
推進力があれば、ストリームラインをとって、浮くことができます。
競泳世界と水泳世界の浮くは違う
そうなると『浮く』という概念からは逸脱しますが
そもそも競泳の世界で『浮く』状態はありません。
必ず、前に進む状態が続くわけです。
ベストタイムを縮めるために浮く姿勢から見直すような取り組みであれば
そのレベルまで達しているのであれば、身体の重心を変えてみたり
ストリームラインのとり方を工夫してみたりするのも良いでしょう。
水泳をはじめたばかりで、あればまずは少し推進力があった状態で浮くことを試してみましょう。
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