横浜市都筑区にある国際大会も開かれる「横浜国際プール メインプール」。夏季(5月~10月)は50mプールとして、冬季(11月~4月)は体育館として利用されてきた。
横浜市は3日、老朽化やプール運用としての維持管理の観点から、プールとしての運用を廃止し、通年で体育館(スポーツフロア)として運用する再整備事業計画案をまとめた。
プールの維持管理は莫大・・・!
プールから体育館へ移行する場合、全ての水を抜き、床を押し上げる床転換をし、メンテナンス後に体育館として利用できるように準備する必要がある。
逆も然り、体育館からプールにする際も体育館のシートを撤去し、床転換、50m10コース分の大きさのプールに注水することになる。
床転換にかかる費用は年間約5000万ほどかかるらしい。
加えて、プールの水温・水質・室温の管理、コースロープやスターティングブロックなどの消耗品の管理、プールガードなどの人件費、体育館ではかからないコストがのしかかる。
世間的にも水道光熱費が値上がり、その影響も大きい。
体育館としての運用が有益なのは明らか
現在では冬季のみ体育館として利用され、日中は地域のクラブや団体がスポーツイベントや講習会などに利用され、週末にはプロバスケットの試合も開催される。
プールを維持管理するだけでも莫大な費用が掛かる中、通年を体育館として利用すれば大幅なコスト削減が見込まれ、今より多くのプロバスケットボールの試合を招致することができれば大幅な収益が見込まれる。
年々スポーツフロアの利用者は増加し、メインプールの利用者は減少の一途をたどる。
ちなみに水泳の国際大会はこれまで4回ほどしか開催されてないらしい・・・
水泳関係各所、スイマーから悲痛の叫びが続々
神奈川県内では年間90の公認大会が行われ、そのうち横浜国際プール メインプールでは40大会が開催されているという。
これから相模原まで行くのか・・・始発あるかな・・・
全国の思い出がある大切なプールなのに・・・
BUNTAIができたのにまだアリーナ必要か?
スポーツフロアで収益上げられるなら、
サブプールの一般利用を拡充してほしい。
関係各所は見直しを呼び掛けているが、方向転換は難しそうだ。しかし採算度外視して、神奈川県ないし全国の水泳を愛する人たち、未来あるキッズスイマーのために数少ない国際基準のプールを県内から失くさないでほしいというのが水泳関係者からの切なる願いである。
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