スイミング(水泳)に通わせるワケ

毎年、習い事ランキング上位にその名を連ねる「スイミング(水泳)」
親が習わせたい理由として
⭐︎身体が強くなる(病気をしない)
⭐︎全身運動だから
⭐︎お友達が通っているから
など、いくつかあるが
意外と知られていない
⭐︎運動神経が良くなる
というのにポイントを置いてお話ししたい。
運動神経が良い、というより
他者と比べて運動ができる子になる
というのが正しい表現方法。
前述しているように、水泳は全身運動で、手足をたくさん動かし、心肺機能も高めることができる。
そのため、成長期の子供にとって最もバランスの取れた運動なのである。
また水中は浮力の影響もあり、身体に負担がかかりにくく、接触も少ないため、外傷などの怪我も少なく、安全に毎回の運動を行うことができるのもポイントである。
そんなスイミングもスクールによってはクラスが2段階に分かれているところがある。
【スクールクラス】と【選手クラス】である
選ばれた競泳選手クラスに通う子

スクールクラス、一般的ないわゆる進級テストがあるスクールに通っていると稀にコーチから

選手コースに来てみませんか?
とお声がかかることがある。
スイミングクラブによっては、進級テストを最後までいくと、選手クラスに上がるための試験のようなものがあったりするが、有望なのは「お声がかかること」
選手クラスではスクールクラスとは違い、速くなることが求められる
練習内容も競泳用に特化し、スクールクラスでの泳法習得とは異なるメニューをこなしていく
そんな競泳用のメニューをこなすのが学校の子達より運動能力が高くなるワケに繋がる
速くなるためには、単純に手足を速く、大きく動かし、水圧に負けないパワーを身につけ、最後まで全力で泳ぎ抜く体力や耐乳酸をつける必要がある。
選手クラスの練習メニューは泳げるだけではなく「練習をこなす能力」というものが必要になる。
大人でもまずついていけない。おそらくアップのメニューでさえこなすことができないのが正直なところ。
そんな選手クラスに通う子が運動能力が高いのは当然のことなのである。
その子が特別運動能力が高く生まれた訳ではなく、練習をこなすために日々鍛えられた結果なのである。
スイミングクラブの選手コースは選ばれた人間でしかなれないが、競泳用のメニューはクロールを25m息継ぎしながら泳げれば、徐々に慣らしていけて、最終的には選手クラスと同じようなメニューをこなすことができる。
そう、何も使わない個人のスポーツであれば競泳選手は無双できるのです。
球技やチームスポーツは苦手、、、

競泳選手は身体を速く動かす、強いパワーを持続するといった基本的な身体能力は高いがボールやバット、ラケットといった道具を使ったスポーツは当てる・投げるといった動作は練習していないので、身体能力と比べて劣る傾向にある。
もちろん例外な子もいるが、、、
またチームスポーツに関しても、他者の能力に合わせたり、協力してゴールや得点を奪うといったものも競泳にはないので、すぐには順応できない。
もちろん身体能力は高いので、球技系スポーツの練習をすれば競技者として成立する。
足が速く、筋持久力もあるので、例えばサッカーであれば大きく蹴り出して、脚力にものをいわせれば成立してしまうポジションもある。
まとめ

今回まとめた内容を理解して水泳を習わせている親は少ないと思うが、水泳が習い事No1と言われているのは【周りより運動能力が高い子どもが育つ】というのが大きなところだろう。
悲しいことに小学校卒業と同時にスイミングクラブを辞めてしまう子が多いが、中学校以降のスポーツを水泳をやっていたというだけで他より優位にたてることが多い。
そして運よく選手コースにお声がかかれば、小中学校のうちでそれこそ大学の水泳部並の練習量をこなすこともある。
なかなか水泳選手としての能力を周知する機会はないが、他のスポーツとは比にならない負荷を身体にかけるのが選手コースの特徴で、大人になって以降も日々の練習のキツさを超えることはないだろう。
水泳に限らず、スポーツに打ち込んできた学生を企業が評価するのはこういうところがあるのかもしれない。


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