神奈川県横浜市都筑区にある、「横浜国際プール」。数々の全国大会や国際大会も開催される関東でも指折りの水泳競技会場である。
横浜国際プールはメインプールの他、飛び込みプール、サブプール2面の他、サブアリーナ、テニスコートやトレーニングジムも併設されている。
メインプールは冬季期間中(10月~5月ぐらい)は水が抜かれ、可動式の床が上がり、バスケットなどができるメインアリーナとして使用される。
本題である「プール利用廃止」はこのメインプールの活用方法である。
以下、令和5年5月に公開された議事録による内容と考察
【プール廃止理由①】プールの老朽化
プール設備や空調などが更新をむかえ、これからも永く横浜国際プールというスポーツ施設を維持していくために、いっそのことメインプールをアリーナとして改装し、耐久年数を伸ばしていくという考え。令和7年に天井の改修による長期休館(約1年)も見据えてとのこと。
【プール廃止理由②】コスト
床転換時にかかるコストとプールとして維持していくための、光熱費・修繕費・人件費などが挙げられる。メインプールは夏季と冬季でプールとしての役割とアリーナとしての役割が分かれる。年間で2回は床転換時に費用が発生する。
【A社】プール廃止側の意見
床転換無しで、通年をスポーツフロアとして利用する考え。
改修工事費は必要だが、毎回の床転換時の費用が削減され、さらには通年を通してのプール維持管理費が削減され、トータルで大きな費用削減となる。またあらゆるプロスポーツの試合にも利用でき、収益を上げられる。その他、地域スポーツの活性化、近隣学校の部活動の現場としての利用も可能となる。
- 利用スポーツの多角化
- プロスポーツ会場としての誘致
- 部活動としての場所提供
- 地域スポーツ・地域活動の活性化
- イベントを多く実施することによる地域の活性化
【B社】これまで通り床転換利用側の意見
これまで通り、夏季・冬季で床転換をして、水泳と他スポーツとの両立を考える。
床転換時にかかる費用や通年かかるコストに関しては模索を継続。
受付人数の削減や利用料のアップ、利用時間の見直しでコスト削減を図る。
さらには地域部活動や小学校の授業を横浜国際プールで行うことも視野に入れている。
- 人員削減や利用料アップで増収を図る
- 利用時間の見直しでコスト削減
- 部活動としての場所の提供
- 地元雇用の推進
- 着泳体験会などの実施
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